ウェンディの裏話まとめ!ピーターパンとの恋や名前の由来
更新日:2019年08月06日
ピーターパンに登場する「ウェンディ」は、ヒロイン的な立場にいるため人気が高いです。
彼女はピーターパンと恋人になる事はなく、報われたような描写もないのでちょっと可哀想なキャラクター。
そんなウェンディですが、とんでもない裏話があるのをご存知ですか?
ここでは、ウェンディの誰も知らない裏話5選について紹介していきます。
裏話1.ウェンディは大人の女性である事を強要されていた
ウェンディは父親から「女性だから」や「もう大人なんだから」と、ことあるごとに言われていました。
彼女は12歳という設定なので、大人には入らないものの、父親から大人の女性である事を強要されています。
原作のピーターパンの作者が生きていた1900年代は、こうした考えがが当たり前だったようです。
彼女は父親が押し付ける大人になることの強要に、疑問を抱いています。
現代の人に近い感覚を、ウェンディは持っていたんですね。
裏話2.ウェンディという名前がつけられた由来
1900年代の当時、ウェンディという名前は非常に珍しいものでした。
現代風に置き換えるなら、「キラキラネーム」に分類されるのだとか。
この名前が付けられた由来は、作者の娘が「友達」という英語「フレンド」を「フウェンディ」と発音したから。
ここからヒントを得て、ウェンディという名前になったのだとか。
特に名前に重要な意味がある訳ではなく、適当に付けられたと言っても過言ではありません。
ヒロインの名前という点を考えるなら、この由来は驚きですね。
裏話3.ウェンディはピーターパンと恋人になる予定だった
父親からも、弟たちからも「大人の女性」を期待されたウェンディ。
彼女の純粋な性格も重なり、ウェンディは12歳でありながら物語が進むにつれて大人な女性になりました。
ピーターパンと恋人になるには、精神年齢がずいぶんと離れてしまい、ウェンディが冷めていたんですね。
ところが、当初ピーターパンとウェンディは恋人になる予定でした。
物語を進める上で、この流れがあったほうが結末がしっくりくるからです。
しかし、ウェンディはピーターパンよりも大人になっていたのです。
そのため、当初の予定を変更し、恋人にならないルートが採用されました。
裏話4.ウェンディはティンカーベルに殺される予定だった
ピーターパーンの事が大好きな妖精「ティンカーベル」は、ウェンディに嫉妬心をむき出しにしています。
2人が一緒にいる所を見るなら、顔を真っ赤にするほどに激怒。
とても気の強い性格をしているティンカーベルは、ウェンディを人魚の泉で殺しそうになりました。
物語を進める上で、彼女を殺す訳にはいかないためこの時は未遂で終わっています。
ところが、当初はティンカーベルがウェンディを本当に殺すという、残酷な設定が用意されていたと噂されています。
そして最終的にティンカーベルとピーターパンが、恋人関係になるのです。
裏話5.ウェンディはピーターパンの子供っぽい所が嫌いだった
ネバーランドで生活したウェンディですが、物語の後半で「ロンドンに帰りたい」とこぼします。
ピーターパーンにとってみれば、ウェンディの考えは信じられなかったでしょう。
ネバーランドにいれば、年齢を重ねる事はなく、永遠の12歳でいられます。
しかし、ウェンディはピーターパンの子供っぽい所に嫌気が差していたのです。
年齢を重ね、大人になる事に嫌悪感を抱くピーターパンは、簡単に言えば現実逃避をしているだけ。
ウェンディはその点しっかりした大人の考えを持っていたので、ピーターパンを子供っぽく思ったのでしょう。
2人が結ばれなかったのは、自然な流れだったのかもしれません。
裏話まとめ
ウェンディは、ピーターパンと恋人関係になる予定でしたが、その案がボツになりました。
周囲から大人の女性になる事を強要され、精神年齢がピーターパンよりもずいぶん上だったからです。
ティンカーベルに殺されるという、残酷な設定も用意されていたと噂されており、子供むけの物語とは思えません。
今後も、ウェンディに関する裏話は多く誕生するでしょうから、注目していきたいですね。